「こい、こい!」
体育館に響き渡る掛け声に、靴の擦れる音…。
バンッ! 宙に弧を描きながら、バレーボールがネットを超える。
8月3日(水)、神奈川県。この日、ついに「平成28年度第43回全国高等学校定時制通信制バレーボール大会」の幕が上がりました。大通高校からも、男子・女子バレーボール部が参加。今回は、女子バレーボール部が、神奈川の地で繰り広げた熱戦の模様を、私れいあがお伝えいたします。
決勝トーナメント一回戦目。大通高校チームは相手チームと五分五分という状態が続いていました。24対24になり、試合はデュースへ。どちらかが先に2点差をつければ、試合終了という緊迫感の中、大通高校チームにサーブが回ってきました。この一点が、勝敗を決める…。時がゆっくりと過ぎていく……バンッ!! 時の流れを消し去るかのように、ボールが跳ね上がり、そして…ピーーーーッ!! ホイッスルと同時に、大通高校チームに一点が入った! 流れを掴んだ大通高校チーム、次のサーブでも、なんと一点を決め、24対26で試合を勝利!! 二回戦目では、惜しくも敗れてしまいましたが、ベスト16という好成績を刻み、大会の幕が閉じました。
今回のチームを引っ張ってきた、キャプテンのワタナベカリンさんは、「声」がキーワードになったとおっしゃっています。
「どんなときでも“声”を出して、礼儀と元気を意識していました。声を出すことで全体の雰囲気が引き締まって、それが今回の試合に繋がったと思っています」
顧問の藤井先生は、今回のチームを見て、「つなげようとする意志があった」とおっしゃっていました。
「厳しい球も沢山あったけれど、つなげよう、つなげようとする意志があったと思う。普段の練習から、しっかり取り組んでいたから、今回の結果が得られたんじゃないかな」
4月から今まで、一日一日の練習を丁寧に取り組んできた、大通高校女子バレーボール部。
全国大会を終えて、ワタナベカリンさんから後輩たちへ。
「何かあったら、私に頼ってこい!!」
女子バレーボール部の皆さん、ベスト16、おめでとうございます!!
以上、2016年度女子バレーボール大会の模様をお伝えしました!