こんにちは!れいあです。
皆さんは、チョコレートは好きですか?
口の中で甘くとろけるチョコレート、おいしいですよね。
その原料となるのが、カカオ。主にアフリカ原産のものが日本では使われています。
そのチョコレート、なぜその値段で買うことができるのか?疑問に思いませんか?
今回は、大通高校メディア局が放送しているラジオ番組「IRODORI~大通通信~」(毎週土曜日夕方4:00~5:00で81.3MHz)にゲストとして、北海道ユニセフ協会の重原 裕冶(しげはら ゆうじ)さんをお招きし、対談した内容をお伝えいたします。
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7月2日(土)
「児童労働を世界からなくすには、どうしたらいいのだろう?」
このような疑問を胸に、ラジオのマイクがはいりました。
今回ゲストとして、お越しくださったのは、北海道ユニセフ協会の重原裕治さんです。重原さんがコープさっぽろで役員をされていたころ、ユニセフがコープさっぽろと提携しました。そして、定年退職をされて間もなく、ボランティアとしてユニセフに関わっていくことになり、現在は学習講師として活動なさっています。
「世界の子どもの権利を守る活動」をしているユニセフは、まずは子どもたちに生きてもらえるように、募金などを通して、今紛争や貧困に苦しんでいる子どもたちを支援しています
“児童労働”という言葉を、皆さんは聞いたことがありますか?
未成年の子どもたちが何らかの事情で強制的な労働で酷使されていることをさします。
同年代の子どもたちが、強制的に働かされている現状を聞くと、考えられないような出来事ばかりでした。
今世界では、子どもたちが9人に1人の割合で働かされており、児童労働として、家族の借金のせいで虐待されながらも何も言えずに働いている子どももいます。
こんな例もあります。
地雷や砲弾などから後方の兵士を守るため、子供兵士として誘拐される子どももいます。その中には一度誘拐された後、二度と元の場所に戻れないように、子どもの身内をその子自身で傷つけさせる…(腕を切り落とさせるなど)
そのようなことが今現在おきているのです。
また、サッカーボール、刺繍財布、チョコレートなども、児童労働が関わっている場合もあります。
私たちが食べているチョコレートも、原材料のカカオの中には子どもたちが安い賃金で働いているからこそ、100円という安い値段で私たちの手に届いているという事実もあります。
やりたいことをやれずに、ただ人生を終えようとしている子どもたちがいる。
この問題に終止符を打つには、どうしたらいいのか?
「エシカルな消費者になること」それが、解決する第一歩だ、と重原さんはおっしゃっています。
“エシカル=倫理的”
皆さんも、普段消費しているものが劣悪な児童労働によるものではないかを考えながら、買ってみてください。また、‘フェアトレード’という、発展途上国の原料や製品などを適正な価格で取引するという仕組みによって販売されている商品、 ‘フェアトレード商品’もあります。
そして、ユニセフの募金などを通じて、さまざまな支援をすることも現状を変える第一歩になります。
世の中から、少しでも、児童労働で苦しんでいる同年代の子どもたちをなくすために…。
まずは、ひとつずつ、私たちで変えていきましょう。