桑園あそびばサミットがありました!!

こんにちは、小学生の頃雪のトンネルを掘る遊びにはまっていた吉野です。
今回は2月2日に行われた「桑園あそびばサミット」についての報告です!


〇桑園あそびばサミットとは…

子どもの”あそび”が変化していっている昨今、特に集合住宅が密集するこの桑園地区では子供の遊び場が少なくなりつつある現状にあります。そんな桑園の子どもたちの遊び場について考えるべく、大通高校を会場に開かれたイベントです。
このイベントを主催した桑園あそびばプロジェクトの活動報告やTOKYOPLAYの嶋村仁志さんの講演、野外意識調査の報告などがありました。

〇当日の様子
当日は、桑園地域の人がたくさん集まり、その中に混じって大通高校の生徒も数人参加しました。

まず桑園あそびばプロジェクトの活動の報告がありました。
このプロジェクトは桑園の遊び場を作り出そう、と桑園地区の住民が集まった任意団体です。定期的に桑園公園で開かれる「あそびば桑園」やお散歩まつり中に行われた歩行者天国をまるごと遊び場にしてしまう「桑園ご近所みちあそび」といったイベントを開いているそうなんです。子どもの遊びだけでなく地域の関わりも生み出されるこのような活動は素敵だな、と話しを聞いていて感じました!

次に行われたのはTOKYOPLAYの嶋村仁志さんの講演。
「あそびの専門家」という肩書をもつ嶋村さんは、東京で遊び場づくりなどを行っているTOKYOPLAYの代表理事を務めていらっしゃる方。「遊び」と子どもの発達の関係性、子供の遊び場づくりで実践してくなかで感じた子どもたちや地域の人々の変化などについてお話ししてくださいました。

そして桑園小学校を対象に行われた野外意識調査の報告がありました。
これは北大と桑園小学校の協力のもと、桑園小学校の児童とその保護者のあそびばに対する意識調査、実際の公園の様子を調べる野外調査です。まず驚きだったのが、遊び場の少なさです。桑園地区がある中央区は子どもの数が多い中で講演がかなり少ないんだそうで、一人あたりの遊び場の広さはなんと0.84㎡。実際に遊んでいる子どもは桑園小ちかくの桑園公園に集中しているそうなんです。また、意識調査をしてみると遊び場の少なさを感じている児童もさることながら「遊ぶ時間がない」と感じている児童も多いそうです。

その後、ミニシンポジウムが行われたり、今回のサミットを通じて感じたことなどを参加者同士で意見交換したりしました。大通高校の生徒も熱心に話し合っていました。

今回のあそびばサミットでは、遊ぶことの意義・実際の取り組みを密に知ることができ、とても良かったです。なにより、意見交流の際地域の方たちも真剣に子どもの遊び場についてお話しされていておどろかされました。このような方たちがもとになって地域が成り立っているのだな、と感じました。

〇お散歩祭り写真展も
当日には昨年で10回を迎えた「ミニ大通お散歩祭り」の写真展もありました。これは大通高校の美術部の生徒とキャリア探求として参加した生徒が作成したもので、お散歩まつりの第一回から第十回までの写真をそれぞれまとめた展示となっています。

あそびばサミットを主催された桑園遊びばプロジェクトでは、上記した通り、様々なイベントを開いています。気になる方は下記のリンク参照!!

≪桑園あそびばプロジェクトのFacebook≫

以上、吉野でした!


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