日別アーカイブ: 2019/09/06

キャリア探究「映画のワンシーンを監督してみよう!」に参加しました!

こんにちは、吉野です。
以前のブログでもお伝えした、ワークショップ「映画のワンシーンを監督してみよう!」に参加してきました。
この活動は、札幌出身の映画監督である三宅唱さん講師のもと、札幌文化芸術交流センターSCARTS(スカーツ)にて夏休み中の4日間にわたって行われたワークショップです。そもそも「ワークショップ」とは、講師の話を通して学ぶ座学とは異なり、受講者も参加・体験することで学びを深める体験型講座を意味します。
今回のワークショップは、キャリア探究として学校で募集されたもので、タイトルの文字通り映画撮影を体験することができました。


〇活動の模様
最初の2日間は、2つのグループに分かれ配付された共通の脚本をもとに撮影をしました。「脚本」といっても書かれているのは台詞と物語の展開のみ…登場人物たちの性別や関係などの細かい設定は自分達で話し合って決めていきます。
撮影場所となった大通公園や創成川公園、札幌市民交流プラザにてロケハンを行ったのち、いざ撮影!

写真を見て気づいたかもしれませんが、今回の映画撮影に使用したカメラは全てスマートフォンです!脚本配られた当初、想像していた映像とは全く異なるものに仕上がっていく過程はとてもエキサイティングでした。

完成後、お互いのグループで完成した映像を見せ合う上映会をしました!どんな反応が来るか…ほかのチームはどんな映像を作ったのか…ドキドキのなかの上映会でしたが、以外にも反応が良く、嬉しかったです。

後半の2日は、1分ほどのテーマに沿った脚本を自分で用意し1人につき一つの短編映画を作りました。そのテーマは『「写真(映画)を撮る」という出来事=ワンシーンを撮る/「写真(動画)を撮る」ときの感情を撮る』というものです。
三宅さんに撮影・編集はどういうことを意識すれば効率よく撮影できますか?、と質問したところ…

「映画は映像表現で伝えるので、何度か試していくうちに言葉では言い表せないようなものを見つけることができる」

と、教えてくださいました。
三宅さんのおっしゃった通り、カメラのアングルや登場人物の演出の試行錯誤を繰り返してみるとしっくりとくる映像を撮ることができ、頭だけを使うのではなく体を動かさないとわかないことがいかに多いのかということを身に染みてわかりました。

またその撮影と同時並行で三宅さんによるビデオポートレート撮影も行いました(下の写真)。こちらは一人ひとり被写体となり三宅さんとの1対1で表情を撮影するものでした。短い時間の間でしたが、「もし宝くじに当たったら…」「もし大切なものがなくなったら…」と三宅さんからいろいろなシチュエーションを投げかけられそれに合った演技をします。
緊張しましたが、三宅さんのすごさを近距離で感じました。

▼画面左が三宅唱さんです。

序盤にストーリーを固めるブレインストーミングに時間がかかってしまいましたが、撮影は前半よりもスムーズに行えたので、時間ギリギリになんとか完成することが出来ました。
撮影終了後は前半2日と同様、完成した作品をそれぞれ上映しました。

〇感想…
最後の上映会はとても印象的でした。
1分という短い長さのため単純明快なストーリーでしたが、カメラのアングルや登場人物のしぐさ、場面の変化などなど、細かな部分の発見がたくさんあり、とにかく楽しかったです。やはり自分も映画撮影の体験をした分そう感じられたのだとおもいます。
4日間という長時間に渡る活動だったため終了後は数日疲労が残りましたが、普段関わることのないような方々のこのようなたくさんの発見の数々で作り手側にまわる貴重な経験ができました。


★☆お知らせ☆★
このワークショップで撮影した作品ですが…
11月28日~12月15日にかけてさっぽろ創世スクエア内にある札幌文化芸術交流センターSCARTSで「映像インスタレーション作品」という形で展示される予定です!ぜひ足を運んでみてください。


〇キャリア探究について__
前述しましたが、このワークショップは本校のキャリア探究掲示板にて参加募集されたものです。今回のワークショップだけでなく、ボランティア活動や地域のイベントなどがあるキャリア探究。(一定時間を満たすと単位取得ができます!)

現在(ブログ投稿日9/6)は、
・イベントの受付や職業体験ブースの運営補助を行う『こどものまち「ミニさっぽろ2019」』
・ゴミ拾いのボランティアをする『ミニ大通 お散歩祭り ゴミ拾いボランティア』
・児童との遊びや宿題などのお手伝いをする『子ども食堂ボランティア』
が募集されています!!

キャリア探究掲示板は職員室の向かい側の壁にあります。詳細はそちらに詳しく書いていますので、興味がある方は立ち寄ってみてはどうでしょう!

以上、吉野でした。

※訂正(19/09/09)
「キャリア探求」と表記していましたが、正しくは「キャリア探究」です。