みなさん、こんにちは!最近家の周りが凍っていて、朝イナバウアーみたいになったとみです!!
今回は2月20日に地理探求で行われた講演会「東日本大震災・遺族の想い」についてお届けします。
この講演会では、震災で娘さんを亡くされた元道立高校教員の「毛利奉信」さんにお越し頂き、東日本大震災の話を中心に防災学習が行われました。震災から12年経った今でも娘さんの遺体は発見されていないそうです。講演の中で災害の様子を写したの実際の写真や被災した方々のインタビュー記事をまじえて具体的な説明をして頂き、家族を亡くした方の悲しみや悔しさ、葛藤を強く感じました。特に災害で亡くなった方々の刻銘碑ができた時の話では「やっとできたという安心感とできてしまったかという諦めがあった」と語っていて、インフラの復興が進んでも体験した悲しみは無くなることはないのだと改めて実感しました。
講演会の最後には、災害に遭遇したときの行動について全員で考え、避難訓練が行われる際にも色々な場面を想像して考えてみると良いとアドバイスも頂きました。また今年の能登半島地震に関わり、災害時のメディアの活用の工夫などについても話し合い、本当に必要としている人に届いているのかなど新しい視点で見ることもできました。
2月22日には北海航測の社長の「矢橋潤一郎」さんにも起こし頂き、様々なことをお話して頂きました。(今回は「防災」がテーマなので、そのお話を取り上げさせて頂きます。)
まず「航空測量」とは、飛行機・ヘリコプターなどから地上撮影した画像データを利用して地図作成することや、地球物理データの環境計測などを行うことです。
東日本大震災、胆振東部地震の際も飛行機で観測を行いました。こうした災害が起きた時に復興に貢献したことで、仕事内容をあまり知らない人にも職業をアピールできる機会となり、キャリアと経営にも大きな影響を与えたそうです。
最近ではドローンの導入を検討している企業も多くありますが、費用が安くても分航測よりも正確なデータが取れないため難しい状況です。
私も航測について初めて知ることが多く、とても勉強になりました。「防災と航空測量は親密な関係にある」ということが強く感じられ、災害が起きた後の私たちの生活を守ってくれていることを認識しました。
最近では胆振東部地震や能登半島地震が起き、北海道でも災害を身近に感じる出来事が多くなってきています。南海トラフ沖地震や日本海溝・千島海溝地震などが予測されている中で、今のうちから防災と向き合い知識を深めること、また避難訓練や地震が起きた際には「自分の行動が周りの人にも影響を与える」という事を強く意識することが大切だと思いました。再度日本は災害がいつ発生してもおかしくない状況です。皆さんも周りの人達と災害についてもう一度考え、より良い行動を心掛けてほしいと思いました。
以上、とみでした!