みなさんこんにちは!
今年は沢山ブログを書いていきたい、ごんです!
気が重くなる期末考査もやっと明けあっという間にもう2年生…
1年は早いですね、
今回は12月16日に行われた異文化研究の授業について実際に参加されていたニョロモ先輩にインタビューをしてきました!
その様子をお届けします!
Q 講演内容をざっくりと教えてください
A 軽く自己紹介をした後、アイヌの歌(声出し、クテサンの二曲)を歌ってくだ
さいました。
そして講師の原田さんとアイヌの関係性や、幼少時代から現在に至るまでの体
験を語ってくださいました。
休憩を挟みつつ、質疑応答を行い、最後にアイヌの子守唄(イフンケ)
を歌って講演は終了となりました。
Q 講演を聞く前と後でのアイヌに対する考えの変化はありましたか?
A 「前」
正直に言うのであれば、【自分の生まれた故郷の先住民族】という印象しか持
っておらず、小さい頃は北海道で生まれ育った人のことを指している言葉だと
思っていました。
しかし、歳を重ね、視野が広がったことで北海道で暮らす人は本州から移住し
た人が多いこと、アイヌは北海道の中でも数少ない方々だということを知りま
した。
「後」
アイヌに対して知らないことが多くあると気付かされました。
原田さんのお話を聞かなければ、アイヌだからと偏見を向けを向けられている
現状さえ知り得ませんでした。
私はアイヌの方や文化に対して無知でした。
言い換えれば、他人事だから知らなかったとも言えますね。
しかし今回の講義で、世間や人々がアイヌへどのような目を向け、どのように
対応しているのかを知り、そのような現状をどうしたら改善でき
るのかを考えることが【自分事】として考える第一歩ではないかと思います。
このような、【身近だけどどこか他人事な物事】を【自分事】として考える経
験は異文化研究という授業を通してでなければ身につけることができなかった
のではないかと思います。
Q 問題を知りこれからどうしていきたいですか?
A まずは自分事として捉えることを意識したいですね。
そして、問題を知らない過去の私みたいな人々に知ってもらうこと、
知った上でどうしたら改善できるか話し合ったりなど、交流を深めたいです
ね。
Q 印象に残っていることはありますか?
A 原田さんは原稿を用意し、今回の講演を行ってくださったことです。
過去の辛い経験を思い出し、書き綴る、
そして伝える、このどれもが苦しいことだと思います。
それでも私たちに伝えてくださったことに私たちも答えていかなければと思い
ました。
また、原田さんは講演の中でアイヌ以外の人達をあえて【和人】と何度
も呼んでいました。
マジョリティー(多数派)である私たちに和人と言い分けられる気持ちを味わ
ってほしいという意図があったそうです。
それも印象に残っています。
Q アイヌで好きな文化はありますか?
A 文化というか、楽器ですがムックリが好きですね。
簡単な設計なのに実は奥が深い楽器で、音を出すのでさえ難しい。
上手な方の演奏は、鳴っている音ひとつでも倍音が聞こえ、とても美しい音色
ですので、是非多くの人に聴いてみてほしいですね。
Q 最後に感想を教えてください!
A 原田さんの経験された生の声には、差別や偏見の重みがあり、私の視点からは
知り得ない現状があると気付かされ、考えさせられました。
また、原田さんは特別扱いと差別は紙一重だと言っていました。
アイヌだからと特別扱いも、差別もせず、分け隔てなく接することが、私たち
が共生するために必要なことなのではないかと思いました。
とのことでした。
私自身アイヌのことを漫画やアニメでしか見たことがなかったのですが、今回先輩からお話を聞いてアイヌの方や文化がどのような現状にあるのかを知ることができました。
個人的には【特別扱い】と【差別】は紙一重とおっしゃっていたように、
・アイヌの人にはこうしなくてはならない。
・アイヌは特別だから保護しなければならない。
のような扱いをするのは違うなと感じました。
歴史的背景が異なるからこそ大事にする、というのは立派な意見だと思うのですがあくまで同じ人間であること、これだけは忘れてはいけないと思います。
生まれが少し違うからって特別扱いされるのは少し疎外感というか否定されている気分になってしまうのではないでしょうか
人種を取り巻く問題は、文明が発達していく中で異なる特徴を持つ人たちの衝突や考えの違いによって生じてしまい切っては切れないものです。
今、この問題を完全に解決する方法はありませんが、それぞれの人々が特徴や考えを認め合い、協力していくことが必要だと思います。
とても難しい話ですね…
みなさまもぜひ一度考えてみて下さい、!!
ご覧いただきありがとうございます!
以上ごんがお送りしました